機械式時計は精度が落ちやすい!
いくつものパーツを組み合わせて設計されていることが魅力の機械式時計ですが、その反面、時計の精度をずっと保つことが難しいというデメリットがあります。パーツが劣化することで正確に時を刻めなくなったり、歯車がかみ合わなくなり針が全く進まなくなるといったこともあるでしょう。そのような場合は、時計の内部機構を微調整しなければなりません。パーツが少ない時計なら微調整もそれほど難しいものでは無いのですが、細かなパーツを無数に使って設計されている高級ブランドの機械式時計の場合だと簡単に微調整することが出来ないのです。高級ブランドの機械式時計を購入しようと考えているのなら、微調整が難しくなるというデメリットがあることを覚えておきましょう。
高級ブランドの時計は調整出来るお店が限られる…
機械式時計を微調整する場合、たいていの場合は時計修理の専門店に持ち込んで調整してもらうことになります。よほど機械式時計に詳しい人なら自分で調整することも出来るかもしれませんが、半端な知識で内部構造を触ってしまうと余計に精度が落ちてしまうことも考えられるので、なるべくなら専門店へ持ち込むようにしましょう。ただし、高級ブランドの機械式時計の場合、一般的な時計修理店では対応してくれない場合があります。高級ブランドのものだと内部機構が独自の構造になっていることも多く、普通の時計技師では調整したり修理することが出来ないケースがあるのです。その場合はメーカー対応となりますが、調整や修理が完了するまでに時間がかかったり、調整や修理にかかる費用が高額だったりします。高級ブランドの機械式時計はこのように、微調整とはいっても結構な手間やコストがかかってしまうことがあるので注意が必要です。